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今週の重賞は東京競馬場で行われる根岸Sと、
中京競馬場で行われるシルクロードSの2つだけ。
いずれも「G3格」のレースで、
来月のフェブラリーS・高松宮記念に直結する注目度の高いレース。
どちらのレースもG1馬になるには役不足の馬しかおらず、
人気馬が軒並み惨敗し「大波乱」になる可能性も決して低くないと見ています。
2017年春のスプリント王セイウンコウセイが居ますが、
最近の成績を見ても「強い」とは言い難く、
昨年、一昨年のシルクロードSでも今回と同じ58キロの斤量で5着、15着と全く振るいません。
正直、G1馬の格があるのかといえば微妙で、
トップハンデの馬がこういう状況ですから、
スプリント路線がいかに混迷しているかを表す斤量といえるでしょう。
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注目すべき馬とは?
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昨年の勝ち馬は3番人気でしたが、2、3着はいずれも6番人気と8番人気。
どうせ狙うならこういう馬を狙いたいですよね。
正直、今年もこのくらいのレベルの穴馬が来る状況にあります。
その筆頭にいるのが、プリモシーン。
引退直前のレースで、実績あるマイルではなく、未経験のスプリントを使うということは、後先を考えていない証拠。
競走馬にとって、長い距離を走れば走るほど、操作性の高い馬が有利になります。
しかし短い距離を走るときは、操作性よりもスピード重視。
いきなりトップスピードを馬に要求するので、
「距離延長よりも距離短縮の方が、調教が楽」と関係者なら誰もが口を揃えます。
ただし、デメリットもあって、距離短縮で過激な競馬を覚えた馬の気性面が荒くなり、今後のレース選択が難しくなるケースがあります。
だからこそ、思い切った路線転換というのは勇気のいる選択です。
つまり重賞だけでなく、G1でも実績があるプリモシーンが引退直前のこのタイミングでスプリントに挑戦するということは、今後を考えていない・・・ということ。
前走はいきなりの路線転換で戸惑った部分もありますが、2度目の今回は変わるでしょう。
実際にこの馬をどう買うかは、
追い切りの動きや枠順などを精査していきながら決めていきますが、
穴党の方にはもってこいのレースと言えそうです。
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