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本日午後、アーモンドアイが１枠１番に入ったことで更に混迷を極めることになりました。


「アーモンドアイが勝つ」


そのように盲信されている方は何の苦労も必要ない週末だと思いますが、
トータルチェックとしては１枠１番に入ったことで「難しくなったなぁ」という印象です。


アーモンドアイは強い。確かに強いです。


オークスを２分２３秒８で勝った事実は非常に重いのです。


長いオークスの歴史の中で、２分２３秒台で勝ったのはアーモンドアイとジェンティルドンナだけ。


アーモンドアイが明らかに「歴史的な名馬」なのは間違いないですが、
どこまで信頼できるかはわからない状況です。

１枠１番は東京芝２４００ｍをもっともロスなく走れる枠番ですが、
外側から一気に囲まれると身動きが取れなくなってしまいます。


つまりアーモンドアイが取るべき戦略の選択肢は３つ。


１「思い切って出していく（逃げる）」

２「スタートをワンテンポ遅らせる」

３「腹をくくって馬群の中でチャンスを待つ」


このどれかを選択するしかなく、
いずれもこれまでのアーモンドアイがやってきた競馬と違った動きをしなければなりません。


相手がＧ２・Ｇ３のレベルならアーモンドアイが力技で抜け出してくることも可能でしょうが、
レベルが低めということはあっても、古馬の一線級のレベル相手だとどうでしょうか？


日本の騎手同士なら「アーモンドアイに花を持たせないと・・・」といった忖度（そんたく）がありますが、外国馬が２頭もいる上に、結果を出したいノーブルマーズの高倉のような騎手もいます。


はっきり言って、今回のアーモンドアイの１枠１番は単純に考えれば、
ロスなく立ち回れてラッキーですが、戦略的に見ればラッキーとは言えないと思います。


馬場はアーモンドアイに向きそうですが、
アーモンドアイ中心にレースが動くなら展開面での恩恵はキセキあたりが受けそうだと思っています。


そういう意味でもトータルチェックとしては、
力は認めつつも「アーモンドアイ１強」と盲目的にはなっていません。



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